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Author:カラオケ小僧
趣味はカラオケ、元鉄道少年兼元高校球児、現在、某運用会社で、個人投資家向けのセミナー講師等をしています。

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エコ・ファンド

私は、「これからは○○だ!儲かりまっせ!」的なファンドは好きではないが、エコ・ファンドだけはありかなぁと思っている。

例えば、産業革命以前のヨーロッパでは、生産基盤が脆弱なため、ほんの一握りの裕福な層(貴族)と、大多数のそうでない層(一般庶民)が存在したわけですが、当時は貧しい家に生まれたら一生貧乏から抜けられない、そのような社会だったわけで、一般庶民にとっては貧困や飢餓の恐怖と日々如何に対峙するか、また、支配層にとってはそのような庶民に如何に救いを与えるかが大きな関心事であったろうと思います。

そのような社会背景の中で産業革命は起こりました。生産基盤の向上により、中産階級(中流家庭)が生まれ、努力次第で、今生で豊かになれる世界が訪れたということですから、そこへ政府や個人が資金を振り向けることは単に儲かるというだけでなく、社会的な意義があったのだろうと思います。

日本は遅れて先進国の仲間入りをしましたが、私の祖母は生前こんな話をしてくれたことがありました。
「自分たちの世代は恵まれていた。」
孫の私から見ると、子供を抱えて夫を戦場に送り出さなければいけなかった世代がなぜ恵まれてたのか、さっぱり分からなかったのですが、
「自分の親の世代くらいまでは、貧乏な家に生まれると一生貧乏だった。自分たちの世代は、頑張っただけ報われた。だから、恵まれていた。そして、それもこれも親や先祖の世代が苦労して命をつなぎ、社会を引き継いでくれたからなんじゃ。」
四国の山奥に住む単なる百姓と思っていたが、なかなか深いことを言うと感心させられました。

今、そのような投資先の筆頭が「環境」なのだろうと思います。ちょっと前までは、環境は儲からないといわれていましたが、「福田ビジョン」では太陽光発電の導入量を約20年でなんと40倍にすると言っているように、いまや各国の国策とも言えるレベルになってきました。
これは景気がいいからとか悪いからとかではなく、先祖が苦労してつないでくれた社会を次世代に引き継ぐためにも是非必要なのではないか。そんなことをふと考える今日この頃です。

独り言「私の探し物」

今日の日記は独り言です。

人はどうして、簡単に儲けたいと思うのだろう?
人はどうして、お金のこととなるとリスクをとりたがらないのだろう?
人はどうして、お金のこととなるとせっかちなのだろう?
人はどうして、お金のこととなるとちょっと損しただけでやめてしまうのだろう?


行動ファイナンスなどという、小難しい話ではなくて、もっと身近でたくさんの人を含むことができるような考え方、それを探し、伝えたいのだと思う。

本当ですか?(初心者向けのメッセージ)

投信会社などに勤めておりますと、家族・親戚からは投資のプロという目で見られ、困ってしまうことがあります。もちろん、プロには違いないのですが、プロは未来を予見できると勘違いしている人も親戚の中にはいて、どの株が上がるかなどとすぐ聞いてきます(それが分かったらサラリーマンなどやっていないのですが。。。)。
お正月に実家に帰省したときのことです。お正月のたわいもない世間話を一通りした末に、お金の話になりまして、ある程度の金額を全額預金に置いているということが分かりました。

カラオケ小僧:「しばらく置いとけるんやったら、預金に全部預けんと運用せなあかんで。」
母:「最近よう投資信託とか勧めに来るけど、分からんから放ったんねん。何か、有利な運用手段あるか?」
カ:「投信でもいいし、国債買うだけでも預金よりはましやで。」
母:「投信て、あれ株やろ。」

ここで、突然父親が登場し、

父親:「株はあかんぞ。元本割れするようなやつは!」

親の敵にでも会ったかのような言い振りに驚いてしまいました。
「あんたのパチンコの方がよっぽど元本割れじゃ!」と思いながらも、もちろん、その一言はぐっと飲み込みました。

私の父と同じようなお考えの方は結構いらっしゃるかもしれませんね。そんな方にお伺いします。

「本当ですか?」

「元本割れは許せない!本当ですか?」

今、ガソリン価格が上がってきています。6月1日からレギュラーで1リットル170円に上がりました。物価が上昇してきています。もし、毎年3%ずつ物価が上昇したら、10年後の1万円は今のお金で言う7,500円の価値もなくなります。

「あなたが守りたいのは、本当に元本ですか?そうではなくて、今の生活水準を守りたいのではないですか?」

短期で見る時は元本を守ることは必要です。ただ、元本にしがみついていると、気が付いてみたら守りたいはずの今の生活水準が守れなかった、ということがありますので注意しましょう。

合理的な購買行動のはずが。。。

昨日、25日(日)は愛知県の東浦町へ行ってきました。名古屋から快速にのって大府までいき、そこから武豊(たけとよ)線というローカル線で行くんですが、田んぼの中をのんびり走っているかと思いきや、駅前には巨大なショッピング・モールが!そこで、セミナーをしてきました。

さて、最近感じることがあるのですが、個人の投資家の方の中には、その投資に今後成長性があるのか?また、その投資に対する盛り上がりがあるのか?ということを気にされる方がいらっしゃいます。

前者は分かる気がするのですが、後者については気をつけたほうがいい考え方だと思うんです。これは、電化製品の購買パターンと同じです。何か新しいものが出たとき、皆さんならどうされますか?新しい物好きのあなたなら、すぐに飛びつくかもしれません。たいていの人、そうそこのあなた。しばらく様子を見るのではないですか?他人の評価を聞いたり、世間で注目されてから買いませんか?私もそうです。他人の評価を参考に出来ますし、それに電化製品の場合は時間の経過と共に安くなっていきますしね。これ、とっても合理的な行動だと思います。

が、金融商品でこれをやりますと上手く行きません。金融商品では、「人気がある=値段が高い」となりますから、いわゆる高値掴みをする確率がそれだけ高まるからです。だいたい、新聞やテレビでもてはやされる頃には、既に遅いのです。もちろん、人気が出てから買っても、しばらく上がり続けることはあるかもしれませんが、高値掴みのリスクは高くなるわけです。

よく、投資は長期でと言われます。正しいことです。でも、もしも1989年のバブルの絶頂期に投資を始めたらどうなっていたでしょうか。20年近く経った今も元本を割れた状態です。いくら長期投資が大切とは言え、我慢にも限界があるでしょう。株式が実力以上に買われすぎているバブルのような局面は、まさに「人気が沸騰している」時です。先述した「その投資に対する盛り上がりがあるのか?」は自分の背中を押す判断基準としてはあまりお勧めできません。

すると、「盛り上がりの無いときに買えと言うのか?そんな怖いこと出来るか!」という声が聞こえてきそうですが、私の答えは「はい」です。現在のような下落局面は、逆の言い方をすれば買いのチャンスでもあります。ただ、間違わないで頂きたいのは、今から上がるから買いといっているのではないということです。長期投資をする際にどうしても避けたい「高値掴み」をする可能性が極めて低い局面だから買いだと言っているのです。

先が見えないのに怖くて投資なんか始められないよ、と言う方に特にお勧めなのは一度に買わないことです。何度かに分けて買えばそれほど恐怖心無く始められるのではないでしょうか。怖ければ細かく刻む、ある程度自信があれば荒く刻む。そうやって、長期投資の第一歩を踏み出していただければと思います。

(セミナーで話したことのほんの一部をご紹介しました。)



今日は松本へ行ってきました

久しぶりの更新です。忙しさにかまけて先延ばしにしているうちに2ヶ月以上たってしまいました。
さて、今日は長野県の松本へ行ってきました。新宿から「あずさ」に乗って2時間半。綺麗でなかなかいい街でした。

1時間くらいのセミナーでお話をしてきたのですが、帰り際に参加者の一人の方と雑談をして帰ってきました。彼曰く、「証券会社はよく見極めないとダメ。米国のサブプライムローンなんか、証券会社が利益ばっかり追求するから、そのおかげで世界中の人々がえらい目に遭っている。損をするのはいつも庶民だ。米国式の利益追求はもうダメなんじゃないか。日本式の方が優れている。」まぁ、事実はもっと複雑だと思うのですが、そう考えるのも無理はないと感じました。

2004年に米国に長期出張に行っていたときのことです。当時の米国では住宅価格が上昇を続けていました。私の会社の同僚も、中古住宅を購入してせっせとリフォームしていました。米国では新築より中古の方が人気がありました。「誰も住んだことのない家は不安」なのだそうです。日本人なら「売るということは何かあるのでは。。。」と考えがちですが、ところかわれば、ですね。リフォームしたら高く売れるのだそうです。そうやって、売却益を得ていた人も多かったのです。

1980年代後半のバブル経済を経験した日本人には、にわかに信じられない話でしたが、本気で「住宅価格は上がるもの」と信じていた人が多かったのです。「おかしい、絶対下がる局面もある」と言ったのですが、「日本とは事情が違う」で片付けられてしまいました。日本と違って移民の国ですから、人口は増加し続けています。それはわからないでもありませんが、やはりやりすぎだったということです。

今回の米国の住宅バブルでは、プロだけが儲けたということではありません。個人がバブルに踊った側面も多分にあります。ただ、今日のセミナーで出合った彼が最後にこう言っていました。
「自分の投資した金が役に立つことに使われていればいいけども、マネーゲームの片棒を担がされるのはイヤだ。先日も原油先物をやらないかという勧誘を受けたが、自分や他人のクビを締めるようなことできるか!と怒鳴ってやった。」

単に儲け話に飛びつくのではなく、お金に対して「頑張って、働いて来るんだよ」という気持ちで送り出してやりたい、そんな気持ちになりました。気づきをくれた彼に感謝の1日でした。

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